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U.Kaye Presents いつか、New Orleans

パソコンを買い換えました。今まではノートだったのですが、デスクトップに。でもって、自分のパソコンから見やすいようにスキン改造。 皆さんのPCからは、見心地悪くなったりしてませんでしょうか? そうでしたら、ご遠慮なくお申し付けください。
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semスキン用のアイコン01 きょうブロ -Sweeny Todd  semスキン用のアイコン02

2005年 12月 28日

 これまた伝説の女優、Patti LuPoneの登場です。期待してたのは、CDで聴いた"Anything Goes"や"Evita"の、ハリのある歌声を主体としたPattiの個性。でも今回のMrs. Lovett役では、それが感じられませんでした。一定の実力がある人なら誰がやっても同じって感じで、淡々と流していった・・・ってところでしょうか。あの頃は、若い役だからできたの?今、おばさん役を務めるLuPoneには、期待しちゃいけないのかな?
 作品についての感想は、、、確かに、役者が演奏も上手にこなしていて、大変だろうし、みんな実力あるんだろうけど、そこで自己満足しちゃってそれ以上の収穫はなかった、ような舞台。たとえれば、これまた大変失礼なたとえになっちゃうけど、自分のようなヘボテニスプレイヤーがサーブして、自分にしては生涯最高のサーブが決まって酔いしれてたら、相手のリターンを返すのに集中が途切れてミスって失点、、、て感じかな。自分の興味は、役者が演奏することよりは、「人肉パイってどんな感じ?」「頚動脈切られた死体はどう表現されるの?」だったんだけど、前者は、モノとして現れなかったし(やっぱ、視覚に訴えて欲しいよね)、後者は、なんと、赤色の染みた白衣を上に着せる、という超チープさ。首から血飛沫上げて欲しかったなぁ。そして、死体を人肉パイにする過程、血の入ったバケツだけじゃなく、もうちょっとリアルに視覚に訴えて欲しかった。
 AnthonyがJohannaに求愛するシーンは、話の主流である怪奇性から独立して、ラブロマンス色一杯になることを期待していましたが、そしてそのつもりで演出しようとしていたんだけど、イマイチ、ジーンとは来なかったなぁ。歌はしっかり、上手に歌ってはいたんだけど、どうしてだろう?Anthonyがハゲ&ヒゲ親父だったから?
 SweenyとJohannaの再会は、Sweenyが判事を殺してしまう現場をJohannaが目撃して、娘と知らずに都合の悪い目撃者として始末しようとしているところになりますが、では父娘の関係はどうなっていくのだろうかと興味津々で観ていたところ、別の重大事が発生してそっちに話が持っていかれたまま置き去りになってしまった。超消化不良。いいのか、こんなんで。。。

 最悪なオマケ。ニューヨーク到着以来の寒さの中、出待ちしていたら、なんとPatti LuPoneは楽屋口じゃないところから逃げて、さっさと帰ってしまった。いるんだね、こういう女優も。体調わるかったのかな、それとも緊急の用事が?でも、せいぜい10分くらいでしょ、あの出待ちを抜け出すの。あれは仕事のうちだよ。

 Patti LuPone、今度はもっといい舞台見せて、そしてサインもくれ!

by UKaye | 2005-12-28 01:42 | Broadway