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U.Kaye Presents いつか、New Orleans

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semスキン用のアイコン01 Phantom of the Opera -Movie  semスキン用のアイコン02

2005年 01月 11日

Phantom of the Opera -Movie_a0037729_21505531.jpg日本で公開する前に、感想チャチャッと書いてしまいますね。
映画版とあって、舞台よりもリアリティをちょっとだけ追求してましたね。怪人の仕業でカルロッタの歌のシーンで掛け軸(?)が落ちてきたり、装置チーフのビュケや主演男優ピアンジが殺されるシーンに、影をちらつかせて。カット割のなせる業ですね。舞台版では、魔法かけられたようにしか見えないのに。
クリスティーヌのお父さんの墓場では、怪人は火の玉ではなく、剣を持ってラウルと一戦交えることに。で、なんと、怪人が負けてしまって、ラウルのお情けで逃がしてもらうことに。監督は何の効果を狙ったんだろう?怪人も人の子だってこと?屈辱感を溜め込ませて、後の悪事に復讐感を発揮させたかった?
怪人には、クリスティーヌにあれだけ尽くしてるのに報われない、って同情感を得るように舞台版(もち、ALWの)はなってるんだけど、怪奇小説を御伽噺に仕上げてそういう見せ方をした演出は見事でしたね。ところが、映画でリアリティ出しちゃうと、怪人のやってることは現実世界じゃ許されない行動なんだから、とたんに我儘にしか映らなくなった。御伽噺のまんまにしておきゃいいのに。。。原作はもっとリアリティ出してるんだけど、あそこで怪人はタダ怪しいヤツで、そこに感情移入させるのが著者の目的じゃないでしょうからね。
その墓場のシーンで、中途半端だなぁと思ったのは、雪降ってて寒いのに、クリスティーヌは胸元が大きく開いたドレスを着て入場。ショー的効果を捨てきれない、ツメの甘さを感じました。それにしても、ダーエ家の墓、周囲と比べて大きいっ!金持ちだったんですね。
オペラ座地下の湖って、舞台観ても具体的にどんなものか想像つかなかったけど、映画でイメージが具体化。でも。。。あれ、地下水路ね。もしかして、下水?「湖」という名で伝えられた神秘性が、一気に崩壊してしまった。
この映画、舞台のロングラン延長効果も狙ってるんでしょうが、どう出るか。ブロードウェイにせよ、日本の四季にせよ。

by UKaye | 2005-01-11 22:43 | Musical